「ALEXIA」は、Wilson Audio（ウィルソン・オーディオ）最新のトップモデルAlexandria XLFの開発によって生まれたコンバージェント・シナジー・トゥイーターと称するシルクドーム・ユニットをチューンアップして搭載。ミッドレンジにはSashaW/PからAlexandriaにまで幅広く採用されている定評の7インチスコーカーを、 そして、低域には8インチ+10インチという二基の新開発ウーファーを登用。ミッドレンジとトゥイーターのエンクロージュアは、Alexandria XLF やMAXX3と同様のモジュラースタイルによる独立キャビネット構成とし、その位置と角度を微調整することによって極めて精確なタイムアライメントを可能としています。Sahsa W/Pよりもウーファー・エンクロージュアのボリュームを大きく、そして全高を10インチほど増しながらも、そのフットプリント・サイズはほぼ同等の、重厚にして秀逸なスタイルを実現しました。Alexandria XLF、MAXX3の機能と優れた資質を、よりコンパクトなSashaスタイルに凝縮して搭載することを目標として生まれた最も新しいウィルソン・オーディオの姿がここにあります。

[ 新トゥイーター ]

トゥイーターには、Alexandria XLF で新開発されたシルクドーム型コンバージェント・シナジー・トゥイーターを搭載。ミッドレンジ・ドライバーとのスムーズな繋がりを確保するために不可欠なクロスオーバー・ポイント1.2 kHz付近までの下限周波数特性の伸びと、33kHz以上に及ぶ超高域を極めてフラットに再生する優れたドライバーです。
リンギングやカラーリングを排し高い解像度とハーモニー・テクスチャーを醸し出す理想的再生によって音楽的説得力を全身で表すための最も重要なファクターを担っています。

[ ミッドレンジ ]

「ALEXIA」には、Alexandria 2で新境地を得た7インチ ・ミッドレンジ・ドライバーをチューンアップして搭載。動的質量が極めて軽く強靭なファイバー混合コーンと強力な磁気回路によって俊敏で低歪率、高S/Nを達成しています。

[ 新ダブルウーファー ]

ウーファーには、極めてストロークの大きな新開発の8インチと10インチ・コーン・ドライバーを搭載。X-1 Grand SLAMMで確立した異口径デュアル駆動方式による圧倒的なトランジェント・スピードによって、ダイナミックで切れの良い重厚な低域再生をもたらします。

[ キャビネット ]

優れたドライバーとクロスオーバーの資質を最大限発揮させ、かつ、共振とプロパゲーション・ディレーの歪みによる音の混濁を抑制するために、キャビネットにもWilson Audio最新のマテリアル技術が投入されています。「ALEXIA」のキャビネットには、最適な質量と硬度/剛性、そしてダンピング特性を兼ね備えた木材に替わる素材、ミネラル混成レジン系積層素材の最新X材をウーファー・エンクロージュアに、ミッドレンジとトゥイーター、二つのモジュールにはバッフル面にSasha W/Pで開発されたS材を、壁面にはX材を登用。さらに内部のプレースにもX材を配し、堅牢でS/Nの高いキャビネットを実現しています。