Transparent ETHERNET Cable

 HPETHER-TAI3758_1200

 

近年、さまざまな新しいハードウェアと巧妙なアプリケーションなどの開発によって、ハイエンドオーディオの最先鋒として目覚ましい進化を続けるネットワークオーディオ。その、音源となるNASを始めとするデータストレージ、アナログ変換の母体となるネットワークプレーヤー、再生を司るPCやタブレット、相互を中継するルーターやハブなど、ハード機器の性能が向上すればするほど、それらを相互に結ぶイーサネットケーブルの質が再生品位に大きく関わることは、いわゆるデジタルオーディオケーブルと同様、厳然たる事実として認識されてきています。ネットワーク(LAN)環境で飛び交う膨大な量のデジタルデータ信号は、コンピューターのプロトコルでバケットとして授受されます。そのため、いわゆる既存のデジタルオーディオのようなリニアな時間に左右されるストリーミング信号と異なり、伝送路でのジッターなどの影響を直接受けることはないとされています。ケーブルに極めて広い周波数伝播能力があればデータの正確なやり取りが可能です。しかし、そのようにデータの正確性があるのに、なぜネットワークプレーヤーの音質が左右されてしまうのか。

0と1のデジタルデータの実態はアナログの矩形波信号です。伝送路でノイズの混入や信号の減衰などがあると、その波形の乱れやエッジのなまりなど、少なからずの曖昧性が生じます。それを正確な0/1信号として復調させるために、LANの入力ステージで余計な負荷が発生し、結果的にD/Aステージやアナログステージなどシステム総体に悪影響を及ぼすためであると、それは考えられます。

Transparent_HPETHER_1200トランスペアレントの新たなハイパフォーマンス・イーサネットケーブルは、”GENERATION 5”テクノロジーによって、基本となるハイスピード伝播特性(広周波数帯域) の向上に加え、低ノイズ化、低減衰特性、高精度なインピーダンス整合、低クロストーク性能など、あらゆるマイナー要因を払拭する優れた物理特性を実現し、それに応えます。

“Generation 5”オーディオケーブルの開発過程でトランスペアレントは、電気信号の伝送性能に於ける電流駆動能力と低ノイズフロアが、音楽信号の純度、つまり、「トーナルバランス」、「ダイナミックレンジ」、そして、「スペース感」といった再生のリアリティーを決定付ける三つのファクターに如何に絡むかを解析し、その実現には、かつてないレベルでのノイズフロアの低減化と、より大きな電流駆動能力が特に肝要であることを改めて示しました。そしてそれは、LANの数百メガヘルツの高周波デジタル信号においても同様で、加えて、特に高品位デジタルオーディオケーブルに求められる諸特性が大きく関わり、それらが如何に音に反映されるかということを、トランスペアレントは新ハイパフォーマンス・イーサネットケーブルで実証します。

[ 特長 ]
●ハイスピード: 導体の絶縁誘電体に精密射出ポリエチレンを登用し、CAT6スタンダードを軽くカバーする超広周波数帯域特性の理想的な伝播速度を実現。
●ロー・ロス:純度99.999%のOFHC銅による極めて表面積の大きな極太ソリッドコアを単線導体として用い、端末に金メッキコンタクトを採用。精密射出ポリエチレンの低ノイズ誘電体と相まって100mにも亘りデータの信号強度と帯域幅を高い安定度で維持します。
●ロー・ノイズ: RJ45コネクターのハウジングに重量級ダイキャストアロイを採用し、コネクター結合部での振動をブロック。厳格なツイストペア構造とケーブル絶縁体による低ノイズ性能を端末から強力に支えます。
●インピーダンス・マッチング: 強固で精密なツイストペア構成と精密な端末加工処理によって100Ωのインピーダンスを厳格に保持。インピーダンス不整合による信号反射を徹底排除しています。
●ロー・クロストーク: 4組のツイストペア間に精密射出ポリエチレンによるカスタム・スペーシングエレメントを充填。導電体の振動を減衰させると同時に、ツイストペア間を厳格に分離させ、超低クロストーク特性を実現しています。

[ 仕様 ]
•ケーブル導体: ソリッドコアOFHC銅(単線)
•ケーブル構造: ツイストペア,4ペア間に精密射出ポリエチレンによるカスタム・スペーシングエレメントを充填し分離
•ケーブル外形寸法: φ6.5mm
•両端末コネクター:RJ45金メッキコンタクト, 防振ダイキャストアロイカバー装着
•ケーブル長さ:0.5m/1m/1.5m/2m/3m/4.5m/6m/9m/12m/15m

Transparent ETHERNET Cable

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