Universal Media Transport plus
ユニバーサル・トランスポート
MSB テクノロジーは、早くも90 年代初頭から一味違うマニアライクなCD プレーヤーや拘り抜いたラダータイプDAC を手掛けて以来、常に時代を先取りする製品開発を進めてきました。
デジタルプレーヤーの領域では、90 年代に最初のAC3 プーレーヤーと初めてTHX 認証を得たレーザーディスク・プレーヤーを開発。さらには、SACDネイティブデータの送り出しをも可能とするXPORT アップグレードモジュールやiPodから直にデジタル信号を引き出すiLink を2007 年にリリース。
2010 年には、MSB DAC との連携でSACD を含むすべてのデジタルミュージックソースのネイティブ再生を果たす”Universal Media Transport”を送り出しました。そして今、それは、オーディオ系/ビデオ系電源の分離独立を可能とし、MSB DAC からの超低ジッター・マスタークロックによって完全同期が図られるMSB PRO I2S を標準搭載とする”UniversalMedia Transport Plus”として生まれ変わりました。
”Universal Media Transport Plus”は、CD, SACD, BluRay, HRx, DVD, DVD Audio のすべてに完璧に対応し、192kHz までのPCM とSACD のデジタルオーディオ信号をネイティブで送り出すとともに、HD 映像にも呼応し、さらにはHDD やネットワーク再生をも高品位でこなす最新のマルチメディア・トランスポートです。
一般的にA/V プレーヤーではマスタークロックはディスクドライブ系に置かれ、そこからオーディオ回路にも供給されます。しかし、そこでの問題はノイズと不安定要素です。ドライブの回転とビデオ系の駆動に影響されてマスタークロックの品質は劣悪となりオーディオ信号処理に多大なジッターを与えるのです。”Universal Media Transport Plus”では、そうした影響を回避するため、マスタークロックはオーディオ回路側に置かれています。そうしてピックアップしたオーディオ信号データは、をソリッドステートメモリーに一旦取り込まれ再整列させられて送り出されます。ジッターフリーでビットパーフェクトなデータ・トランスポーテーションを可能とする音質最重視の優れた方式です。
■ユニバーサル・メディア・トランスポート・プラスのフィーチャー
- デジタルディスク・プレーヤー機能: CD, SACD, BluRay, HRx, DVD, DVD Audio,
- ネットワークLAN ミュージック・ストリーマー機能
- USB メモリー・プレーヤー機能
- 対応サンプルレート: 44.1kHz~192kHz
- デジタル出力: <Coaxial>, <Toslink>, <AES/EBU>, <HDMI>, <MSB PROI 2S ※>
※MSB PROI2S を装備したMSB DACにCAT6 ケーブルで接続することで、クロックリンクによる低ジッターI2S データ授受を可能とし、SACDのDSD 信号もネイティブでのD/A変換が可能です。
- セパレート電源構成(2 タイプから選択可)。
また、2 台の電源を使用すればAudio とVideo を分離した電源供給が可能となります。
- MSB 独自の高精度PROI2S インターフェースとは:
MSB トランスポートとMSB DAC間をCAT6LAN ケーブルで接続。トランスポートからDACにデータ信号とビットクロック、ワードクロックをシリアルバス・データで送り、DAC からは高精度マスタークロックを送ってトランスポートを完全同期させる超低ジッター方式です。また、相互のグランドをフローティングし、ノイズの影響をシャットアウトしています。
デジタルオーディオ出力:RCA×3、Toslink、AES/EBU、MSB PROI2S
ビデオ出力:HDMI×2
メディアコネクション: USB×3、LAN
最大デジタル出力レゾルーション:24bit/192kHz PCM、32bit/192kHz & SACD-dirct PROI2S
ファイルタイプ:WAV、FLAC、MP3、Dilby Digital、HD、 dts HD 他
ディスクタイプ:CD、SACD、Blu-ray(Audio, 3D, BD-Live, BD-R/RE, HRx, DVD(Audio/Video)他
アナログ出力: 無し:
電源:100V AC, 50/60Hz
消費電力:30W
外形寸法:W441 × H60 × D325 mm
重量:6.0kg(本体)
※MSB PRO I2Sを装備したMSB DACにCAT6ケーブルで接続することで、
クロックリンクによる低ジッターI2Sデータ授受を可能とし、SACDのDSD信号もネイティブでのD/A変換が可能です。