FM155 MkII,MkIIR
プリアンプ
オーバーオール・フィードバックを排した独自の全段強化クラスA回路を、カーブトレーサーによる特性分析と試聴によって選び抜かれた半導体のみを使用したフル・ディスクリート回路で構成するFMアコースティックスのプリアンプリファイアー、レゾリューションシリーズ。”FM155-MKII(R)”は、そのレゾリューションシリーズ・プリアンプリファイアーの代表格FM266やフラッグシップ機FM268などの開発から得た多くの画期的なアイデアを投入し、究極のブレークスルーを果たすシングルエンド・ラインステージプリアンプリファイアーです。
入力4系統、テープ入出力1系統、そしてプリアンプ出力1系統の、入/出力回路すべてをアンバランス仕立てとし、電源部をセパレート構成とするなど、シンプルにして純度の高いアンプリフィケーションを追求しています。さらに、”FM155-MkIIR”にはリモコンによるモータードライブ・ボリュームコントロール機能をも装備し快適な操作フィーリングを実現しています。
■主な特長
♪独自のエンハンスド・クラスA回路により高純度で揺るぎないドライバビリティー
♪特製カーブトレーサーによる分析とリスニングテストによって、
選別された半導体素子で構成するディスクリート回路
♪最大許容入力9V rmsという群を抜く入力ヘッドルーム
♪ゼロ・オーバーオール・フィードバック/フィードフォーワード
♪全再生帯域にわたって完全にリニアな入力/出力インピーダンス
♪音質上不利なステップ式アッテネーターやリレー式、オプチカル式ボリュームコントロールに比べてはるかに優れた高精度出力レベル・コントロール ♪セパレート電源ユニット構成が電源トランスからの浮遊磁界による干渉をシャットアウト ♪低インピーダンスできわめて安定した本体内蔵の二重レギュレーション電源回路
♪内部には信号伝送のための配線材をいっさい使用せず特性のバラツキを生じさせません
♪遅延式スイッチ・オンを採用。スイッチ・オン時、出力に信号は流れず、およそ10秒間、本機は自己診断を行なって、各部が完全な状態になったら制御回路が出力を起動します
♪特別設計のバイアス回路により短時間のウォーミングアップで迅速
に動作温度に達し、その後の音色変動を来しません
♪ボリュームレベル /ミュートのリモコン機能を装備(FM155-MkIIR)
”FM155-MkII(R)”との入/出力のインターフェースには、RCA-RCAのみならずXLR-RCA、RCA-XLRなど、バランス、アンバランスを問わずあらゆる機器との接続を最適化するFMアコースティックス特製のプレシジョン・インターフェース・テクノロジー(PIT)インターコネクトケーブルが数々リストされています。また、レゾリューションシリーズには、”FM122MKII”フォノ・リニアライザーもラインナップされ、”FM155-MkII(R)”とのコンビネーションによって、きわめて精度の高いアナログディスク再生を実現することを可能としています。
優れたS/NとFMアコースティックスならではのダイナミックな動特性によってナチュラルで豊かな音楽性を再現しつくウルトラ・プレシジョン・ラインステージ・プリアンプリファイアー”FM155-MkII(R)”。シングルエンド・プリアンプとしての究極的な答えとともにリスニングルームに格別なひと時をお届けします。
[ Specifications ]
● ゲイン/最大入力レベル/入力インピーダンス:20.5dB/9V/100kΩ
● 出力インピーダンス:10Ω
● 入力(Line, Stereo):シングルエンド(RCA)x4
● テープ入出力(Stereo):シングルエンド(RCA)x1
● 出力(Stereo):シングルエンド(RCA)x1
● ファンクション:ライン入力切り替えスイッチ、テープモニタースイッチ、ステレオ/モノ切り替えスイッチ、-20dBミュート・スイッチ、ボリュームコントロール、電源スイッチ、グランドリフトスイッチ(リアパネル)
● 消費電力:10W
● 外形寸法:245W × 62H × 290D mm
● 重量:2.2kg
● AC-DCセパレート電源”FM105”付属
● リモコン付属(FM155-MkIIR)
*仕様は改良のため予告なく変更することがあります。