“Dan D’Agostino”ブランド 第3弾「MOMENTUM PREAMPLIFIER」

かつて世界を魅了したパワーアンプでクレルを興し30年の長きに亘ってハイエンドオーディオの最前線に携わってきたMr. Daniel D’Agostinoが、古巣を離れ自らの名を冠して立ち上げた気鋭のブランドDan D’Agostino（ダン・ダゴスティーノ）。第3作目となる本機「MOMENTUM PREAMPLIFIER」は、世のあらゆるプリアンプの頂点に位置するであろう優れた音質によって、記念すべき最初のモノーラルパワーアンプ「MOMENTUM MONOBLOCK」と第2作目のステレオパワーアンプ「MOMENTUM STEREO」との最高のコンビネーションを実現します。

Silver Version

[ 重厚なシャーシー構造 ]

「MOMEMTUM PREAMPLIFIER」は、パワーアンプ「MOMENTUM MONOBLOCK」と「MOMENTUM STEREO」と同様に分厚いアルミブロックを丹念に削り出した重厚なシャーシーに、アンプ設計者しての集大成とも言える拘り抜いた先進回路技術を投入し、一台一台コネチカットの工場で手造りされています。

[ 斬新なボリューム調整機構 ]

MOMENTUMパワーアンプと同様、スイスウォッチの”ブレゲ”を思わせる、ひときわ目を引く中央のメーターは、ボリュームレベルを表示します。メーター周囲のリングを回すことでボリューム調整しボリュームレベルをメーターの針で示すという斬新なスタイルが、極めてアナログライクで快適な操作フィーリングを生み出します。
そのボリューム調整機構には、光コントローラーによるリレー制御によってラダー抵抗を切替える精緻な回路をバランス構成し、全ボリュームレベルに対してクリーンで高い透明度を確保。最大レベルから-47dBまでは0.5dBステップで、-47～-70dBまでは1dBステップ、以下-84dBまでを2dBステップでという、聴感的にスムーズな変化特性が快適な操作性をもたらします。
また、それとは別に、0.5dBステップで±10dB変えられるL/Rのバランス調整も、リモコンからの操作で可能としています。

[ 古典的手法と最先端回路 ]

オーディオサーキットは、すべてのパーツをスルーホール基板にマウントしハンダ付けするという、今や古典的とも言える手法によって組み立てられています。回路はオペアンプを一切使用しない完全ディスクリート・バランス構成を採用。ゲインステージ全段には、高速カレントミラーによるゼロ・フィードバックのピュアコンプリメンタリという極めて先進的な回路を導入し、優れた位相直線性と低ノイズ特性を実現しながら、MHzオーダーに及ぶ超広帯域特性とリニアな超低歪率化を達成しています。ディスクリート基板は、L/Rごとにフロントエンド、ボリューム、アウトプットの各セクションを独立させた計6枚のボードに分離した巧妙なコンストラクションによってデュアルモノに匹敵するセパレーション特性を獲得。そうしたすべての相乗効果によって「MOMEMTUM PREAMPLIFIER」は、極めて音楽性豊かな高音質性能を実現しています。

[ セパレートパワーサプライ ]

300VAという極めて巨大なパワーサプライを搭載する電源部は本体から完全に切り離されたアルミブロック削り出しの別筐体に収容。電源トランスはアンプセクション用とコントロール系統用のデュアル構成。さらにアンプ用の二次側はL/R完全分離されています。センシティブな本体との完璧なアイソレーションによって電磁的干渉を極限にまで追放しパワフルで安定した電源供給を果たします。しかも、このパワーサプライは本体の下に位置させた、あたかもアンプ台のようなデザインによって、安定した重心を与えるとともに、本体からのスパイクを受け、優れたインシュレーション効果を発揮します。

「MOMEMTUM PREAMPLIFIER」、その、デリケートな音の温度感とリアリティー溢れる深い模写力、生気溢れる豊かな音楽再現力に加えて、空気感さえ醸し出す圧倒的な情報量は、「MOMENTUM」シリーズの真価をさらに高めることでしょう。