リファレンス・シリーズ「KX-R」は、パワーアンプ「MX-R」とともにAyre（エアー）独自のノウハウと実績をより高いレベルに昇華させる新たなキー・テクノロジーが投入された渾身のプリアンプです。

Ayreがアンプ設計のフィロソフィーにおいて必須ファクターとして掲げるのは、歪、S/N、周波数、位相などの静特性とダイナミック動特性を基本とすることは言うまでもありませんが、リファレンスシリーズではさらに先を目指しています。突発的な入力信号が動特性の乱れを引き起こすごく短時間の計測不能な振る舞いをも突き止め、それを退け、アンプ本来の増幅作用を屈託なく生き生きと働かせる斬新な回路技術によって。

それは、完全バランス4連ロータリースイッチをベルト/モーター駆動するエアー独自の極めて精巧なボリューム・メカニズムを可変ゲイン・トランスインピーダンス（VGT）回路に融合させ、伝統のゼロフィードバック、フル・バランスステージ回路コンセプトを新増幅回路“EquiLock”と結合させる極めてユニークなテクノロジーです。

桁外れのS/Nと限りないダイナミズムを実現するこのテクノロジーは、プリアンプに、感性を揺さぶる究極のリニアリティーをもたらしました。
その音質透明度と音楽的な抑揚は前例のないレベルにまで高められ、音に込められた奏者の息吹やステージの喧騒すら伸びやかに再生しつくします。

あの「MX-R」とともにAyreリファレンス・シリーズの一翼をなす「KX-R」、未踏の領域に踏み出したフラッグシップ・プリアンプの誕生です。