K-5xeMP

K-5xeMP

プリアンプ

オリジナルモデル「K-5x」は、2002年にデビュー。「K-1」「K-3」に次ぐ第三のラインナップを形成するAyre(エアー)“5”シリーズの中核的プリアンプとして、その上級機「K-1x」「K-3x」のゼロ・フィードバック、フル・バランス、ディスクリート構成の回路コンセプトを受け継ぎながら、コントロール部はすべてメカニカルなスイッチを排し、高性能と低コスト化を両立。FET電子スイッチでディスクリートに組まれたメタルフィルム抵抗を1dB/66ステップで切り替えるボリューム回路と同じくFETスイッチで切り替える入力セレクターは、接点ロスと経年変化のない高純度なコントロールを可能にしています。また、リモコン動作や切替などをコントロールするマイクロプロセッサーは動作時以外にはスリープモードに入り、アナログ信号への干渉を皆無としています。
その後2005年には、この「K-5x」をベースに、電源系の徹底したブラッシュアップが施され「K-5xe」にアップグレード。整流回路の微小なスイッチング・ノイズをも完全に除去する新たな電源技術“Dynamic Power”回路と、入力回路へのゼロフィードバック・ボルテージレギュレーターの搭載などによる革新によって、より高いS/Nと、ローレベルの解像度向上を果たし、広大な音場の再現力と低域の力感とこれまでにない彫りと深みのある音の表現力を与えました。
そして、さらに2009年、「K-5x」eはコンピューター・ベースのニューウェーブ・オーディオ界に一石を投じたUSB DAC “QB-9”の開発で得られた高音質アナログアンプ技術を取り込み、最新のプリアンプ「K-5xeMP」として生まれ変わりました。「K-5xeMP」のMPとは、Maximum Performanceの略。「K-5xe」で採用されていたBJT出力デバイスはFairchildのJFETに変更され、出力サーキットのリニアリティーを圧倒的に改善。新時代プリアンプとして、96/24をはじめとするハイ・ディフィニション音源の再生は言うに及ばすあらゆる高音質音源の再生に驚異的な進化をもたらします。

[ F e a t u r e s ]

  • 全段完全バランス・サーキットデザイン
  • ゼロフィードバック
  • 1dB/66ステップ金属皮膜抵抗素子をFETでスイッチングする接点劣化のないアッテネーター・ボリュームを採用
  • 入力切替もFETスイッチング、接点劣化が皆無
  • “プロセッサー・パススルーモード”搭載

[ Specifications ]

● 最大入力レベル:4V rms(アンバランス)、8V rms(バランス)
● 入力インピーダンス:20kΩ(アンバランス)、40kΩ(バランス)
● ゲイン(@MAX):4dB(対アンバランス出力)、10dB(対バランス出力)
● 周波数レスポンス:DC- 200kHz
● 出力インピーダンス:55Ω(アンバランス)、110Ω(バランス)
● 消費電力:10W
● 外形寸法:W440 × H120 × D350 mm
● 重量:11.5kg

プリアンプ(line stage)

K-5xeMP

Ayon
bergmann
Boulder
Dan D’Agostino
finite elemente
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FYNE AUDIO
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